2016.9 SDA王滝レポート

2016年09月18日
生活が激変した2016年。5月の王滝で不完全燃焼な走りをしてしまったので9月は自分への試練として2度目の120kmクラスにエントリー。
ただ、結論としては自分の弱いメンタルとひたすら向き合う、“過去最長の王滝”となり、本当に試練となりました。
ココから先、「レポートを読んで勇気をもらいました!」的な熱い話は基本的には出てきません。弱いメンタルとひたすら向き合う時間だけが続きますのでご了承下さい。

さて、今回のレースは前日の夜から雨。
当日の天気予報も、レース中ずっと時間雨量5~10mmの雨。
レース前日から雨対策を進めつつ、初めて王滝に参加した2011年5月の大雨の大会を思い出しながら、雨が強ければ低体温症のリスクもあるので最悪DNSもありうると考えていました。

レース当日は3時に起床。
夜中の雨が強くて車の屋根を雨粒がたたきつける音で何度も目が覚めました。
この時点で気持ちは萎えまくり・・・
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©chi-

4時30分からのバイク並べに備えるので、いつもなら4時には準備完了なのですが、雨のため気持ちも準備できずにギリギリの時間になんとか並べに。

あいかわらずスタートするかどうしようか悩み、大人の判断でDNSを決断する仲間もいれば、迷いなくスタートの準備をする仲間も。
優柔不断に悩みに悩んで5時30分に「やっぱりスタートしないともったいない」とスタートすることを決断して大慌てで着替えて最終準備。

大雨で泥と水しぶきが視界を奪うことが想定できたので、雨の中でもしっかりと視界を確保するためアイウェアはDOUBLE O Glasses GEARで作成していただいたオリジナル度入りクリアレンズを着けたOAKLEY JAWBONEをチョイス。
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今回のチョイスは写真右 左はHelium-RX

悩んだウェアは長袖ジャージにビブ。インナーにはファイントラックのパワーメッシュを着込みます。
雨対策としては、montbellのレインウェアを着るほか、脚とお腹にスポーツバルムのアップオイルを塗りこみました。

ここまでくればもう後戻りはできません。
ご祈祷もしていただきパレードランからのスタートです。
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©chi-

スポーツ公園〜林道入り口(リアルスタート)
相変わらず雨は降っていますが走り出せばもうどうでも良くなってきました。
とにかく落車等のトラブルに巻き込まれないように安全に走ります。
実際落車も発生したようで気が抜けない場面でもあります。

林道入り口(リアルスタート)〜CP1
リアルスタート直後、雨脚がかなり弱まりました。レインウェアが暑くて脱ぐために一旦停車。ハイドレーションバックの上からレインウェアを着るべきだったと基本的な準備不足を反省。やる気の無さが出ています。

その後もペースは上がらず、基本的に抜かれ続けます。
しっかり練習してきていれば調子が悪いのかとも思いますが、正直今の自分が遅いのは単に練習不足。それ以上でも以下でもないわけで、やむなくその事実を受け入れてマイペースで上ります。
暑いと思っていたのに雨脚はまた強くなってきて、上っていてもカラダが冷えてきたので、結局1つ目のピークでもう一度レインウェアを着なおしました。
この時は早速反省を生かしてハイドレーションバックの上から。
その後脱ぐことはありませんでした。

このあたりからTKPさんとマッチアップ。
TKPさん調子が良くなさそうです。
しかしそこはいぶし銀の長距離系MTBライダー。コンディションの悪いときほど力を発揮するタイプなので少し引っ張ってもらいます。

路面の重さもあいまって、上りも下りも相変わらずペースは上がりません。
気持ち的にも全くレースモードになれません。
悪天候で心も折れて、正直途中でリタイヤしても良いかなと考えつつ、惰性で走る状況。

TKPさんにも離され始めたところへ今度はのりさんが後ろから合流。
正直いつもは抜かれないだけに、自分のペースが良くないことを悟りつついよいよリタイヤが頭をよぎりました。

しかしながらリタイヤしようにもCPまで行かなくてはリタイヤのしようがありません。
これはいいのか悪いのか・・・
やむなく引き続き走ります。
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©Sayako Ikeda

やむなく走っている最中、TKPさんとの会話を何度も思い出していました。
「長距離レースは何がおきるかわからへん。コンディションの悪いときはなおさら。速いライダーでもトラブル可能性あるし、最後まで走ったらチャンスあるで!」と。
さすがいぶし銀の長距離系MTBライダー。24耐チャンピオンが言うからにはその信憑性も抜群です。
「そっか、チャンスあるんか。まあタイム狙うのは無理でも完走せんと心残りもあるかなぁ」「いや、でも厳しいなぁ」とか考えていたらCP1通り過ぎてました・・・

リタイヤするかどうかはCP2までお預けですf^_^;)

CP1〜CP2
CP1はターゲットタイムから約30分遅れ。
30分遅れは今まで経験のない遅さ。
サイコンを二度見したのち引き続き上りに取り掛かる。
CP1~CP2はダム湖や無限坂と、今までなら「ここでこういう走りをしよう。」とか思って走っていたものですが、今回はただただ30分に1度補給しながら走るだけ。
「やっぱり自分遅いな、練習してきてないから調子悪いとか言う資格なしやな。」とか思って走るだけ。雨が強くてパンクなどのトラブルで止まったら本当に低体温症になるのではないかという不安だけで走り続ける状態。パンクしたくないし、早く帰りたいから漕いでいるという心理状況です。
レース中か?これ?

CP2〜CP3
CP2はターゲットタイムから約50分遅れ。
50分遅れ・・・
とは言いつつ、CPでなぜか無意識のうちにチェーンオイルを指しなおし、完走へ向けて準備し出発。
もはや60kmを越えるとリタイヤを選ぶ勇気もないというか、半分走ったからもったいない気もしてきました。
CP2~CP3はCP1~CP2に比べて距離が短いので、そのことだけをモチベーションにCP3を目指します。昨年、この区間でパンクしているので注意が必要。この大雨の中、絶対パンクで止まりたくはありません。
轍は川、水溜りはさながら池か沼といった状況なので、水中に何が隠れているかわかりません。
ここまできたら安全第一のライン取り。

CP3〜120km分岐
CP3はターゲットタイムから1時間遅れ。
もう何分遅れてもそんなにびっくりもしません。
とにかくコンディションが悪くても、どんなにタイムが悪くてもせめて完走はしよう!!
と、不思議と今日一番前向きな気持ちに。
気持ちを入れ替えてまたペダルを踏み込む。
相変わらずペースは遅いけど、気分は少しだけ盛り上がってきた。
そんなときに100kmでは最後の上りの手前でのりさんをキャッチ。
仲間の顔を見て更に元気回復。
100km最後の下りはのりさんのペースについていけないのでお見送りしましたが、最後に「みなさんによろしくお伝え下さい!」と伝えてマイペースで下りだす。
さぁ、120kmのお楽しみはこれからです。

120km分岐〜ゴール
120kmの分岐を左に曲がれば、いよいよ本日のメインディッシュ「超無限坂!!」
不思議と脚に力がこもります。
昨年ピークまで約50分だったのでそのことを思い出しながらただひたすら呼吸とペダリングとライン取りだけを意識して上り続けます。
「こころを強く持て!」
今日はひたすら抜かれ続けるだけのレース展開でしたが、この区間、ピークまでに2人抜き返しました。
心を強く持てば、やられっぱなしの今日でも、最後の最後で挽回できる!!
必死に、無心で50分。ひたすら上り続けました・・・がピークはまだまだ見えません(>_<)
ついさっきメンタルのせいで走れなくなっていたことがわかったのに、もうその反省が・・・
折れかけの、というか折れてぼろぼろの心を何とか修復しつつ、なんとか合流地点へ。

今日最後の上りはさっきのりさんと一緒に走って時間もライン取りも予習済み。
100kmのライダーをパスしながら分岐へ。

二回目の分岐は右へ。
とにかく必死に漕いでゴールまで全力。
こんな力がまだ残っていたなら、もっと早めに出すべきだったのではとか思いつつ、橋を渡ってようやくゴール。
本当に長い王滝でした。

ゴール後、カラダはガクガク震えるし、両脚は攣るしでやっぱり冷えていたのだと再認識。雨対策はもう少し詰める必要がありそうです。

今回のタイムは8時間14分05秒

想定タイムよりあまりに遅いので表彰とか頭にありませんでした。
無事スタートの松原スポーツ公園にたどり着き、仲間の顔を見てほっとしました。
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©chi-

その後代わりに完走賞を取りに行ってくれた仲間からうれしいお知らせが。
なんと120kmの年代別表彰(20代)で優勝しているとのこと!!
今回が20代最後の王滝だったので、これはもはやご褒美としか言いようがありません。
2位の選手とも2分差ありませんでした。最後の上り、あきらめないでよかった。
TKPさんの「長距離レースは何がおきるかわからへん。コンディションの悪いときはなおさら。速いライダーでもトラブル可能性あるし、最後まで走ったらチャンスあるで!」は現実のものとなりました。
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©Norihiro Ohta
NEW朝ライドジャージ(ファンライドジャージ)を表彰台でお披露目できたのも嬉しかったです。

正直今回の王滝のタイムは胸を張れるものではありません。
勝負しているというモチベーションでもなかったし、スタート前から負けていたという状態でした。
ただひとつ、収穫があるとすれば「最後まであきらめない!!」は本当に大切。
なにせ完走しないと結果は残りませんからね。

これから30歳を迎えるにあたり、なにか人生の教訓となる大会になりました。

おっ、最後はレポートらしくなったかな(^^)

9/18 セルフディスカバリーアドベンチャー・イン王滝 120km
22位/72名(20代年代別優勝 8:14:05 +2:16:54)
完走52名(完走率72%)

ウェア
アイウェア OAKLEY JAWBONE(DOUBLE O Glasses GEARオリジナル度入りクリアレンズ使用)
レインウェア montbell ULサイクルレインジャケット
ウェア 朝ライド長袖ジャージ 朝ライドビブ
インナー ファイントラックパワーメッシュ
シューズ S-WORKS XC

機材
バイク ANTHEM X ADVANCED 29ER
タイヤ コンチネンタルX-KING 29×2.2 1.7bar
ホイール フルクラム レッドメタル XRP 29
ギア 32t
カセット11-42 11S

補給
ボトル1本(パワージェル梅味8個 750cc 30分に1回以上)
ソフトフラスク1本( 梅丹CC6個 水で薄めて30分に1回以上)
2RUN2袋(CP1、3でそれぞれ1袋)
梅丹CCC (120km分岐で)
ハイドレーション2リットル(BCAA&クエン酸4袋)
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レース | Comments(2) | Trackback(0)
Comment
No title
おめでとう!
凄いやん。
No title
ありがとうございます!
タナボタ的年代別優勝ですけど、あきらめなくて良かったです。

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